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褒める事の大切さ その2

昨年の7月頃にfacebookで記載しました「褒める事の大切さ」について、もう少し掘り下げてみたいと思います。

前回は「ピグマリオン効果」と「その人の生まれ持った能力」について褒めるのでなく、「努力した事」に対して褒めることが、将来的に子どもが経済的にも恵まれるようになるお話をしました。
 

今回は、「内発的意欲」と「外発的意欲」ということから、「褒める」に関して少しお話します。
 

「内発的意欲」とはそのまま「内から出てくる意欲」です。
 

例えば「楽しいから〇〇をする」「自分の力・身になるから〇〇をする」など、自発的に行動が出来るような気持ちの事です。
 

「外発的意欲」は例えば「ご褒美をもらえるから〇〇をする」「他の人に良く見られたい、言われたいから〇〇する」というように、外的なものが要因の意欲です。
 

成績を上げる上で大事な意欲は「 内発的意欲 > 外発的意欲 」です。
 

内発的意欲を高めることは、自発的に物事を行え、考えるようになります。
 

勉強では、この意欲が出てくると、継続的に学習する力がつき、成績も伸びる可能性が高くなります。

これを伸ばす方法の一つとして「子どものインプットに対して褒める」ということです。
 

少し分かりづらい表現なので、もう少し噛み砕くと「テストの結果(アウトプット)」とすると「テストに向けた動き、勉強の過程(インプット)」となります。
 

ご褒美を与えることに対しても「テストでよい成果が出たからご褒美をあげよう(アウトプットに対してのご褒美)」ということでなく「テスト対策で一生懸命努力した、がんばった」という姿に対して「褒めたり」「ご褒美を上げたり」すれば、内発的意欲が高まります。
 

もちろん、年頃で見た目・かっこよさを気にする学年になれば「外発的意欲」も影響は大きいです。
 

変な話「モテる為に、頭が良くなるよう勉強する」というのも、時期によってはかなり効果的なものです。

ただし、幼い頃から「内発的意欲」が身についていると、しっかり安定した、良い成績を保つことが出来ます。
 

また「親の関わり方」も大切です。
 

脳トレの川島教授の書内で、内発的意欲を高めたければ「家族揃って朝ご飯を食べる」「家族でコミュニケーションを取る」「相手の顔を直接見て声をかける・褒める」「その場ですぐ褒める」という事が大事だといっております。
 

どの内容に関しても「前頭前野の右側(内発的意欲に関わる部分)」が大きく反応・刺激されるとの事です。
 

特に「すぐその場で褒める」ことは、相手の顔も見て話をするし、近くにいることでコミュニケーションも取れている状態で非常に良い脳の状態を築けるとの事です。
 

中々、親としては仕事も忙しく、子どもと関わる時間を取るのが難しい世の中になっております。
 

ただし、少しでも多く「子どもと過ごす時間」「関わり、気に掛け、お話をする時間」を作ることによって、自発的に物事を考えることの出来る子どもが育つのかな、、、と思われます。
 

【英智学館本社教務情報課より】

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